2024-12-31 年越し

  • 石川さゆりの紅白の演奏の能登太鼓(御陣乗太鼓)。非常によかったですね。怖さがオモテにあるけど、その動きのキレや生々しさが生命力みたいなものを感じさせる。祭事という語感がぴったり。
  • もう27日から飲み続けて、いまに至る。体の状態が悪い。重い。特に振り返る感じでもなかった。28日から日記もいま全部書いた。
  • 昨日、帰省中から…
  • 椎名林檎の演奏。すごく良いですね。2~3周回ってほんとにいい感じに仕上がっている。しかも、そこから星野源の流れ。いいですね、歌詞まで変えて。分断が広まる今だからこそ、響くうただと思います。
  • 昨日、帰りの新幹線から、この飲んだだけの数日の"遅れ"を取り戻したくて、本を読んだ。ハン・ガンの菜食主義者。もう勝手にフェミニズム文学だと思っていた。実際、そういう側面はあるが、それ以上に人間の話だった。かなり引き込まれてしまって、調子の悪い頭でも勢いで1日で読み切った。暴力的だったし、気持ちが落ちる箇所も多いけど、いい感じに物語に緩急があって、進めてしまう。ミステリー的な要素があるところがすごい。まともな感想を書くつもりだったが、もうぜんぜん覚えていない。一つ思ったことが、こういう難しい心理描写の作品がノーベル文学賞を取っていてよかったなって感じ。やっぱり、年々知性みたいなものが信用を失っているし、失墜しているように思う。弱いものを蹴落とし、強いものがのし上がる。弱いものたちも、そういう強いものを求める。力だけがもの言わせる社会。昔から社会はそうだったのかもしれないけど、なんか変わった気がした。インターネットが発達して、みんなが発信できるようになって、マイノリティの声が届くようになった。でも、アルゴリズムが生むのは負の連鎖であり。はい。うるさいですね。